2018.
01.31
紙の目による製本の出来上がりの違いについて
今回は紙目による製本の出来上がりの違いについてご紹介したいと思います。
まず紙目とは、紙を構成している繊維の向きの事を言います。
この紙目には繊維の並ぶ方向が2種類ありまして、紙の長辺に平行な繊維の並びのものが縦目、紙の長辺に垂直な繊維の並びのものが横目になります。
A3の用紙を二つに折ってA4にした際に、折る方向が一致しているものを順目、逆の場合は逆目となります。
この目の向きの違いが製本に影響を与えます。
上の写真は順目の用紙を製本したものになります。
しわが入っていなくてきれいです。
逆目の用紙の場合、のりをつけた際に波うってしまって凸凹してしまいます。
以上が紙の目による製本の出来上がりの違いになります。