2017.
10.19
二ツ折製本ができるまで(断裁~仕上げ)
もう10月も中旬になりましたね。ちょっと前まで10月になったばかりだったのに時間が過ぎるのがとても速く感じます。
さて、今まで紹介してきました二ッ折製本の製作過程の紹介も今回でおしまいになります。
前回表紙巻きをお見せしまして次は最後の断裁を行います。
表紙を貼り付けただけでは本の上下とページ側に表紙の紙がはみ出てしまっているのでそこを大きな断裁機で切っていきます。
これを化粧落しといいます。
↑の写真にある断裁機で切ります。すごく大きな機械です
切り終わると写真のように切った断面がとても綺麗に仕上がります。
ページとなる紙がしっかりとのりで貼りついているか検品をしてようやく1冊の本が出来上がります。
出力から折り、水押し、背のり、小口のり、表紙巻き(表紙文字の作成)、断裁、検品と様々な工程があるので、1冊の本を作成するのにどうしても時間はかかってしまいます。
次回は表紙の種類についてもう少し詳しく紹介したいと思います。