2017.
07.07
二ツ折り製本ができるまで(小口のり)
もうすっかり蝉が鳴く季節になりましたね。暑さと戦う毎日が続いています。
前回水押しの工程までをご紹介したので、今回は小口のりから紹介したいと思います。
小口のりとはページとなる紙と紙の間を水で薄めた特殊な接着剤で貼り合わせていく作業になります。
1ページ1ページすべて手作業で行うため枚数が多い時や冊数が多いときはとても大変な作業になります。
上の写真が特殊な接着材になります。見た目は真っ白な液体でとても臭いがきついです。手につくとべたべたになってしまいます。
どこにでもあるようなスポンジで紙にのりを塗っていきます。サイズがA2、A1になってくると塗る量も変わってくるため調整が必要です。
作業しながらの撮影が難しかったためあまりいい紹介ができませんでしたが、これで終わりです。
次回は表紙巻きを紹介したいと思います。